クルーズの船内企画でも興味関心が高い「広島・長崎」や「核」の問題。
2017年にノーベル平和賞を受賞したICAN（下記 ）
の国際運営団体でもあるピースボートでは、
長年にわたり、おりづるプロジェクト（下記 ）などの活動を通して
核を取り巻く問題に取り組んできました。
本ツアーの1日目には、広島で平和教育に取り組む団体、
PCV（ピース・カルチャー・ビレッジ：下記）
の案内で市内の史跡をめぐります。
「せっかく足を延ばして広島を訪問するのであれば、
しっかりと過去の歴史と未来の平和についても考えたい」。
観光だけでは物足りない、そんな方にお勧めのツアーです。
NPO法人PCV
（Peace Culture Village）
ピース・カルチャー・
ビレッジ
NPO法人PCVは、平和記念資料館の運営団体元理事長であるスティーブン・リーパーさんが2016年に立ち上げました。日本人、アメリカ人、イギリス人の混合チーム により運営されており、“平和文化の探求と実践”をコンセプトに活動しています。
現在、広島では被爆者の高齢化により「継承」が社会課題の一つとなっています。その課題解決に取り組んでいるPCVが平和公園を中心に広島の街をご案内。メインコーディネーターの瀬戸麻由さんはピースボートで世界を３周した後、地元広島に帰郷し現在の活動を行っています。
広島の歴史、被爆の実相、そして広島の「今」をお伝えします。
旅の始まりは広島市内から。
PCVの案内で、一味違った視点から街をめぐります。
「将来にわたって、被爆体験を次世代へ継承する」ことをコンセプトに、2019年4月に本館をリニューアルオープンした資料館を訪れます。
軍服や軍靴などを取り扱う軍需工場として建てられた旧広島陸軍被服支廠へ。被爆直後は臨時救護所、戦後は校舎や倉庫として使われ、広島の復興を支えました。
ICAN（International Campaign to Abolish Nuclear Weapons）/
核兵器廃絶国際
キャンペーン
2007年にオーストラリア・メルボルンで立ち上がったNGOの連合体で、ピースボートは 2010年から参加。2017年にノーベル平和賞を受賞し、国際運営団体としてピースボートの代表者も授賞式に参列しました。
おりづるプロジェクト
正式名称「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」
ピースボートが長年取り組むプロジェクトのひとつで、広島・長崎の被爆者とともに世界をめぐり、核廃絶のメッセージを各地に届ける活動を行っています。
各クルーズでは、船内や寄港地で証言会を行い、核兵器の非人道性を被爆者の経験と声を通して伝え、各国に核兵器禁止条約への早期加入を求めています。
「神の島」として昔から崇められてきた宮島・厳島神社をめぐった後は、
「日本書記」にも登場する道後温泉へ。
信仰の歴史が宿る安芸の宮島にて、世界遺産にも登録され1,400年の歴史を誇る厳島神社の荘厳な造りを見学します。
※改修中のため、一部シートで覆われています。
日本最大の内海である美しき瀬戸内海を渡り、日本最古と言われる道後温泉でのひとときを。
日本で12か所しか残っていない「現存12天守」のうちのひとつ、松山城を観光した後は、しまなみ街道で瀬戸内の多島美を楽しみます。
名城・松山城は、天守のほか、櫓6棟、門7棟、塀７枚が現存・重要文化財に指定され、さらに29棟の建造物がほぼ木造で復元されています。
日本三大急潮流のひとつとして有名な来島（くるしま）海峡の急流を船に乗って体験します。世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」や日本一の海事都市「今治」の象徴である造船所群を海上から臨みます。
名刹千光寺は806年の開基で、本堂は別名「赤堂」と呼ばれています。
美しい朱色と、空や海の青、自然の緑が混ざり合う眺望は一見の価値あり。
